親をデイサービスに通わせるために、複数のデイサービス施設に訪れたことがあります。まず見学で訪問し、実際に介護職員と色々な話をしました。

その時、介護職員の身だしなみや表情が気になったことがあるのでお話したいと思います。私はこれまで3箇所の施設を見学し、その内の1つの施設の介護職員が、制服を着崩してアクセサリーも目立つ方でした。仕事で入居者の体を抱えたり着替えを手伝う時、アクセサリーが引っかかることはないだろうかと心配になりました。

身だしなみだけでなく、表情や話し方も印象に残っています。はっきりとした話し方で聞き取りやすかった一方、笑顔がなかったので少し威圧感がありました。

介護の仕事は対人で、体が不自由な高齢者を相手にするため大変な仕事だと思います。ただ、家族側にとっては、大事な親を預けるため、当事者の過ごしやすさやメンタル状態をなにより心配します。そういったこともあり、業務に支障がない身だしなみや、関わりやすい雰囲気はとても重要な部分だと感じます。

もちろん好印象だった介護職員もいます。介護職員の多くは好印象で、私に対して手厚い対応で笑顔で接してくれた方は特に印象に残っています。その介護職員がいる施設では、幼児に話しかけるような言葉遣いはせず、人生の先輩として高齢者の尊厳を守る接し方を徹底していると聞きました。

また、入居者や家族が安心できるよう、どんなに慌ただしい時も笑顔も心掛けているとのことでした。こうした細やかな心遣いは、大変ありがたいものであり、信頼関係もこういう部分から生まれるものだと思います。そんな背景もあり、ここの施設に親を通わせることに決定しました。